富士通FMV WE1-K3レビュー
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FMV WE1-K3は15.6インチパネル搭載のスタンダードノートPCです。インテルプロセッサを搭載しており、コスパを重視したつくりになっています。
【プロモーション/貸出機材提供:富士通クライアントコンピューティング(株)】
主な特徴は次のとおり。
- 縦横比16:9の15.6インチパネルを搭載
- コストパフォーマンス重視したモデル
- インテルU300/第13世代Core i5/i7搭載モデルを選択可能
- シンプルなデザインで野暮ったさをあまり感じない
メーカーからFMV WE1-K3をお借りできたので、ここでは、FMV WE1-K3の特徴・スペック・使い勝手等についてチェックします。
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ず富士通Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
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1)15.6インチノートPC
本モデルは縦横比16:9の15.6インチパネルを搭載したモデル。
縦横比16:10の14インチ/16インチパネルを搭載したノートPCを並べてみました(上の画像の左が14インチPC、真ん中がレビュー機(15.6インチ)、右が16インチノートPC)。
ボディの厚さは約19.9mm。
スリムなつくりではありませんが、個人的にはそんなに掴みづらさは感じないですね。 さっとつかんで持ち上げることができると思います。
重量は1.674kg(実測値)。
このクラスのノートPCとしては標準的な重さかな。ちょっと重めなので外に気軽に持ち出すのは難しいと思いますが、少しの距離を移動するぐらいなら大丈夫でしょう。
通常は据え置きタイプとして使用し、時々室内を移動して使う、というぐらいであれば問題ないと思います。
片手だけで持ってもたわみ等はほとんど感じなかったです。
2)スペック/価格
| モデル | FMV WE1-K3 |
| ディスプレイ | 15.6型 1920×1080ドット 非光沢 |
| CPU | インテルU300/Core i51335U/Core i71355U |
| メモリ | 8GB/16GB |
| ストレージ | 約256GB/512GB SSD |
| グラフィックス | CPU内蔵 |
| カードリーダー/LAN端子 | ×/〇 |
| USB Type-A/Type-C(DP/PD) | 2/2(1つのみDP/PD対応) |
| カメラ/シャッター/認証 | HD /〇/× |
| バッテリ容量 | 約49Wh |
| カラー | ブラック/ホワイト |
| 外形寸法 (幅×奥行×高さ) | 約360×243×19.9mm |
| 重量 | 約1.7kg |
スペックについて見ていきましょう。
CPUは、インテルU300のほか、Core i5 1335U/Core i7 1355U搭載モデルを選択可能。
インテルU300は、低コストPC向けに設計された省電力タイプのプロセッサ。性能はほどほどで価格を重視したい人向け。Core i5 1335U/Core i7 1355Uは古い世代となる第13世代のプロセッサで、インテルU300よりも性能は上ですが、最新CPUよりは性能は下です。性能抑えめのCPUを採用することで低価格を実現している印象です。
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。
8GBメモリ搭載モデルは価格が安く設定されていますが、 負荷がかかったり、マルチタスクを処理する際に動きが遅くなることあるので、 性能重視なら16GBメモリ搭載モデルがオススメ。
グラフィックスはCPU内蔵タイプで、高性能グラフィックス搭載モデルは用意されていません。価格重視のエントリPCの構成になっていると思います。
この記事執筆時点の最小構成(インテル300U/8GBメモリ/256GB SSD/Microsoft 365付き) の価格が92,800円(税込)(クーポン適用時/価格コム限定モデル)。 Microsoft 365 Personal(24か月版)が標準で付いていいて、この価格設定は結構お得ですね。 ネットを見る・動画を再生するといった、比較的負荷が軽いタスクがメインで価格重視ならこの構成でもありだと思います(直近の価格については直販サイトをご参照ください)。
もう少しスペックを上げたければインテルCore i5 1335U の構成(16GBメモリ/512GB SSD/Microsoft 365付き)が107,700円です(税込)(クーポン適用時/価格コム限定モデル)。 こちらの方が、より余裕のあるパフォーマンスを発揮できるでしょうね
3)ベンチマーク/ファンの音/熱/バッテリ駆動時間
性能をベンチマークでテストしました。レビュー機のスペックはこのとおり。
レビュー機のスペック:インテルCore i5 1335U/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」の結果は、高品質で「快適」、最高品質で「やや快適」。
重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は「軽量品質」で「重い」、「標準品質」で「動作困難」。
実際に文書作成/ネット閲覧/動画再生など、このクラスのPCで行うことの多い負荷が軽めのタスクを実行している際、大きなストレスを感じることはほとんどなかったです。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。僕が使った限り、ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは20-30dB程度でファンの音がほとんど聞こえてこず静か。
FF15ベンチマーク実行時は40-50dB程度。 ちょっとファンの音が大きめかな。個人的にはうるさいとは感じませんでしたが、音に敏感な人だと気になるかも。
FF15ベンチマーク実行直後、底面部の通気孔付近を触るとちょっと温かく感じましたが熱くはなかったです。
またキーボード上部も少し温かいですが、パームレストに熱はほとんど感じなかったですね。
バッテリ容量は約49Wh。
バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。
[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1 |
条件2 |
|
2時間経過したときのバッテリ使用量 |
9% |
14% |
推定バッテリ駆動時間 |
約11.1時間 |
約7.1時間 |
*推定バッテリ駆動時間は2時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
条件1の何もしない状態で約11.1時間、条件2の動画再生した状態で約7.1時間バッテリが駆動する計算です。
4)デザイン
カラーリングはブラックとホワイトを用意。
レビュー機はブラックモデル。落ち着いた感じの仕上がりです。
触った感じボディは樹脂製だと思うのですが、表面に細かい凹凸が入っており、光が乱反射して、単調な感じがせず、結構いい感じの見た目になっていると思います。
デザインは質実剛健な感じでスタイリッシュさは感じないけど、個人的には野暮ったい印象はなく、シックな仕上がりで、コスパ重視のエントリPCとしては結構好きですね。
天板部を触ると、凸凹があるせいでちょっとざらざらした感じ。持ったときに指が滑りにくいと思います。
かつての樹脂製モデルは、指紋や汚れがベタベタついたけど、本モデルは凹凸があるせいか、あまり指紋や汚れが目立たない印象ですね。
キーボードとその周囲は天板部と同系色を採用。
キーボードの周囲も天板部同様、細かい凹凸が入っています。
底面部も同系色を採用。こちらも凹凸が入っていますね。
前面部中央が少し飛び出すデザインを採用。
カバーを開けるとき指をひっかけやすいですが、片手だけでカバーを開けきることはできませんでした。
パネルはこの角度まで傾けることが可能。結構傾けられます。
5)ディスプレイ
本モデルは15.6インチパネルを搭載。
最大解像度が1920×1080ドットのパネルのみが用意されています。
縦横比16:9のパネルが採用されており、最近主流の16:10のパネルと比べると縦方向の表示領域が狭くなっています。その分、ボディはコンパクトにすることができるんですけどね(上の画像の左:レビュー機(15.6インチ/縦横比 16:9)/右:16インチノートPC(縦横比16:10))。
コスパ重視モデルですがパネル表示は結構綺麗。
色表現もある程度鮮やかで映像も楽しめました。
非光沢パネルを採用しているため、映り込みは発生しにくいです。
パネルの色域はちょっと狭め。色域の広いsRGB100%のパネルを搭載した13インチノートPCに同じ画像を映し出したところ(上の画像の左:sRGB100%の13インチノートPC/右:レビュー機(16インチ))。
本モデルのパネルの方は、暖色系が少し黄色っぽく表現されている感じです。
ただし、パネルを見比べてみて違いがわかる感じで、本モデルのパネルだけを見ているとき、色合いがすごく気になることは個人的にはほとんどなかったですね。
視野角は結構広め。
パネルは明るめで、室内で使っているときに暗く感じることはなかったです。
タッチ操作には非対応です
6)キーボード/タッチパッド
キーボードについて見てきいきましょう。本モデルはかな表記なしのキーボードを採用。シンプルな仕上がりです。
テンキー搭載モデル。テンキーは他の通常キーと同等の大きさを確保しているため押しやすいと思います。
左端の半角キーがすごく小さめ。
またBackSpaceキーもすごく小さいので、慣れない間は押し間違えが発生しやすいかも。
Enterキーは標準サイズで押しづらさはあまり感じませんでした。僕が使った限り、誤ってテンキーを押してしまうこともほとんどなかったです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.7mm。
打鍵感はやわらかめ。個人的にはもう少し反発がある方が好きかな。ただ、力をあまり入れなくても軽やかに入力できると思います。打鍵音の大きさは標準レベルに感じました。
キーを強く押してもボディのたわみはほとんど気にならなかったです。低価格ノートPCにありがちな、ふにゃふにゃした感じはありません。
キーピッチ(キー間の距離)は約18.4mm。 フルサイズのキーボード(約19mm)と比べると若干狭めですが、そんなに窮屈な感じはしませんでした。
矢印キーは逆T字レイアウトで押しやすいです。
ファンクションキーは小さめ。
電源ボタンがキーボードの上部にあるため、タイピング中に誤って押してしまうことがないと思います。
リフトアップヒンジを採用。カバーを開くとキーボードに傾斜ができるタイプです。傾斜があると押しやすいですね。
キーボードバックライトは非搭載みたいです。
タッチパッドは、最近のモデルとしては珍しくクリックボタンが物理的に別になったタイプを採用。
タッチパッドは小さめですが、あんまり気にならなかったですね。
パームレスト部分と同様、タッチパッドの表面にも細かい凹凸がある仕上がりになっています。
触った感触がちょっとざらざらしていて、すべすべしている他のモデルとは明らかに触り心地が異なります。個人的にはこれはこれで扱いやすいし、反応も良くて好きかな。
クリックボタンは丁度押しやすい大きさ。しっかりめに押し込む必要がある感じ。
もうちょっと高さがあった方が、触った感触でクリックボタン部分の場所を確認できて良かったかな。ただ、使い慣れれば、ストレスはほとんど感じなかったですね。
クリック音は小さめに感じました。
7)端子類/カメラ/認証/サウンド
左側面部。USB Type-A、USB Type-C、マイク・ヘッドホンコンボ端子を配置。
右側面部。USB Type-A、HDMI、Type-C、LAN端子、電源端子を配置。
LAN端子は搭載していますが、カードリーダーは非搭載です。
またUSB Type-A/Type-Cとも左右に1つずつ端子を配置。Type-Cはどちらかの側面部に2つとも配置されるモデルが多いので、左右に1つずつあると使い勝手がいいと思います。
2つあるType-Cのうちは右側面部の端子のみDisplayPort、PowerDeliveryに対応しています。どちらもThunderboltには非対応です。
約92万画素のHDカメラを搭載。
画質はそれほど高くない印象です。個人的には、画質にこだわるなら外付けの高画素カメラを使用した方がいいと思います。
カメラシャッター付きで
マイクミュート機能も搭載。
本モデルでは指紋認証/顔認証が利用できないみたいです。
スピーカー穴を底面部の前面部寄りの左右に配置。
実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとこもった感じで、低音の響きが今一つという印象。あんまり音に厚みがないかな、という感じですが、価格重視ノートPCとしては妥当なレベルで聞き慣れるとそんなに悪くない感じです。
8)同梱物
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手で握れるコンパクトさ。
65W型のACアダプタを採用。
電源ケーブルは細めです。
専用端子で接続するタイプで、
右側面部にある電源端子に接続して充電します。
L型コネクタを採用しているため、スペースをあまりとらず、またケーブルを引っ張っても抜けにくいです。
ACアダプタと電源ケーブルの重量は302g。
本体を合わせた重量は1.976kgです。
以上、FMV WE1-K3について解説しました。主な特徴をまとめると次のようになります。
FMV WE1-K3の特徴
- 縦横比16:9の15.6インチパネルを搭載
- コストパフォーマンス重視したモデル
- インテルU300/第13世代Core i5/i7搭載モデルを選択可能
- シンプルなデザインで野暮ったさをあまり感じない
性能抑えのインテルプロセッサを搭載したコスパ重視ノートPCです。縦横比16:9の15.6インチパネルを搭載。デザインは洗練された感じはなく、質実剛健な仕上がりですが、個人的に野暮ったい感じはなく、落ち着いた仕上がりになっています。
この記事執筆時点でMicrosoft 365(Office)付きの最小構成で10万円を切っており、富士通の15インチノートとしてはお求めやすい構成になっていると思います。
パネルサイズが大きめのノートPCを探しており、シンプルなデザインでいい、負荷が軽めのタスクがメインでそれほど高性能じゃなくてもいい、価格を重視したい、という人にとっては魅力的じゃないでしょうか。
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