ESPRIMO WD2/E2(WD2/G3)実機レビュー

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富士通ESPRIMO WD2/E2は、スリム/コンパクトなボディを実現したデスクトップPC。店頭では販売されておらずWeb直販専用モデルとなっています。

Web直販専用モデルということで多様なカスタマイズが可能。エントリーマシンの構成からハイパフォーマンスの構成に至るまで、様々なニーズを満たす構成に仕上げることができます。

(*追記:現在、後継モデルとしてESPRIMO WD2/G3が提供されています。基本的に筐体に関する変更点はないため、ESPRIMO WD2/G3に関しても、ESPRIMO WD2/E2のレビューが参考になると思います)

富士通ESPRIMO WD2/E2レビュー

主な特徴は次のとおり。

  • PCと液晶が別々となるセパレートタイプマシン
  • 直販でのみ購入可能
  • 本体自体がスリム/コンパクトなので設置場所をとらない。横置きも可能
  • 多様なカスタマイズが可能
  • 3年保証がついている

ここでは、ESPRIMO WD2の特徴・スペック等について詳しくレビューしたいと思います。

*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ず富士通Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です(ESPRIMO WD2/E2)。

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1)コンパクト/スリムなボディ

ESPRIMOWD2は、セパレートタイプのデスクトップPC。ミニタワー型と較べてコンパクト/スリムなボディを採用しています。ボディの大きさは89×332×313mm(幅×奥行×高さ)。

簡単に掴める大きさです。

B5サイズのノートと較べるとこんな感じ。

24インチ液晶モニタと接続したところ。

そんなに存在感がないですね。これなら、設置場所に困るシーンも少なそう。

フット(設置台)が同梱されており、底面部にあてがってネジを締めて取りつけることが可能。

縦置きする場合にはフットを取りつけることで、安定性を確保できます。ちょっと触ったぐらいでは、ふらついたりしません。

右側面部にゴム足が付いており、横置きすることも可能です。

2)スペックをチェック(多様なカスタマイズが可能)

ここでは、現在販売されているESPRIMO WD2シリーズのWD2/G3の主なスペックについて解説します。

モデル WD2/G3
CPU ・インテルCore i3-12100 プロセッサ(4コア / 8スレッド)
・インテルCore i5-12400 プロセッサ(6コア / 12スレッド)
・インテル Core i7-12700 プロセッサ(12コア(Pコア:8、Eコア:4)/ 20スレッド)
メモリ 【以下より1つを選択可能】
・64GB(16GB×4)(デュアルチャネル対応)
・32GB(8GB×4)(デュアルチャネル対応)
・16GB(8GB×2)(デュアルチャネル対応)
・8GB(4GB×2)(デュアルチャネル対応)
・4GB(4GB×1)
ストレージ 【以下より1つを選択可能】
・SSD 約1TB (NVMe)
・SSD 約512GB (NVMe)
・SSD 約256GB (NVMe)
2nd HDD 【以下より選択可能】
・HDD 約4TB(Serial ATA)
・HDD 約1TB(Serial ATA)
・なし
ドライブ 【以下より1つを選択可能】
・なし
・スーパーマルチドライブ/
・BDXL(TM)対応 Blu-ray Discドライブ
グラフィック 【以下より1つを選択可能】
・NVIDIA GeForce GTX 1650
・NVIDIA Quadro P620
・Intel UHD Graphics (CPUに内蔵)
外形寸法(幅×奥行×高さ)/質量 (縦置き時)
フット(設置台)を含まない場合:89×332×313mm/
約5.7kg(フット(設置台)を除く)

【CPU】

第12世代インテルCore i3/i5/i7の中から選択可能です。価格重視ならCore i3、コスパ重視ならCore i5、性能重視ならCore i7プロセッサがおすすめ。

CPU 第12世代インテルCore i3-12100 第12世代インテルCore i5-12400 第12世代インテル Core i7-12700
コアの数 4
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:0)
6
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:0)
12
(Performance-cores:8)
(Efficient-cores:4)
スレッドの数 8 12 20
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.30GHz 4.40GHz 4.90GHz
キャッシュ 12MB 18MB 25MB

*第12世代インテルCoreプロセッサの特徴

第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されているものがあります(本モデルではCore i7-12700)。

コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。

【メモリ】

メモリは4GB/8GB/16GB/32GB/64GBを構成可能。メモリスロットは4つです。64GBという大容量のメモリを構成できるモデルは珍しいですね。メモリ容量が大きければ大きいほど作業効率をアップできるので性能重視の人にとってはありがたいと思います。

4GBメモリだと処理にもたつくシーンが多いと思うので、できれば8GBメモリ、なるべく16GB以上のメモリ容量にした方がストレスは少ないでしょう。

メモリ容量   説明

4GB

 


快適
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。
8GB 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。

【ストレージ】

ストレージは、1stストレージにでSSDのみを選択可能。HDDに比べて、SSDの方が圧倒的に速くデータにアクセスできるほか、静音性/耐衝撃性にも優れています。

また2ndストレージ(なし/1TB HDD/4TB HDD)を選択することができ、1stストレージにSSD、2ndストレージにHDDというハイブリッド構成にすることで、SSDの高速性とHDDの大容量データ保存という両方のメリットを同時に享受できます。

  価格 アクセス速度 耐衝撃性 静音性 重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。

【光学ドライブ】

光学ドライブはDVDスーパーマルチかブルーレイディスクを搭載可能。光学ドライブなしを設定することもできます。

【グラフィックス】

グラフィックスは、CPU内蔵タイプに加えて、NVIDIA GeForce GTX1650、さらには3DCG作成や動画編集などに最適なNVIDIA Quadroも搭載可能。本格的なグラフィック編集作業にも利用できます。

【WiFi6利用可能】

WiFi6オプションも用意されています。WiFi6環境を構築しいていれば、WiFi6オプションを選択することで、ネットに高速かつ安定した状態で接続することが可能です。

このようにWD2では、多様なカスタマイズを実行することができ、自分のニーズにぴったりの構成に仕上げることができます。

3)各パーツをチェック

次にWD2の各パーツについてチェックしてみました。

前面部。端子類は中に隠されており、非常にすっきりとしてデザインに仕上がっています。

前面部の表面にはヘアライン加工が施されており、質感を高めています。

前面部のカバーは開くことが可能。

手前側に軽く引っ張り出すだけで、簡単にカバーを開けることができます。

カバーを開き切ったところ。端子類が姿を現します。

左上に光学ドライブ、中段右に電源ボタン、ストレージスタータスランプ、USB Type-A×4、USB Type-C×1が配置されています。

なおWD2には、SDカードリーダーは搭載されていないので、SDカードを利用する人は注意が必要です。

大きめのUSBデバイスの場合、カバーが邪魔になって接続できないことがあります。そのときは背面部のUSB端子に接続する必要があります。

電源がオンの状態でライトが点灯。

このライトは、カバーを閉めても、確認することが可能です。

光学ドライブは縦向きに配置されています。DVDドライブのほか、ブルーレイドライブを搭載することが可能。

なお本体を横置きしている状態で前面部のカバーを開ける場合、そのままでは開きません。

カバーが下にはみ出してしまうため、本体を一度持ち上げて開けるか、上の写真のように机の端に置く必要があります。

上面部。

左側面部。

前面部のすぐ脇の部分が通気孔になっているのがわかります。

右側面部。横置きするとき用のゴム足が配置されています。

背面部。

上段に、電源端子を配置。モニタの電源ケーブルを接続するとき用のコンセントも搭載されています。このコンセントを使ってモニタを接続することで、PCの電源をオンにすると自動的にモニタの電源もオンにするようセットすることが可能です。

一番右には電源スイッチを配置。

中段には音声端子を配置。

下段左には端子類を配置。USB Type-A×6、LAN端子が搭載されています。

下段右には、グラフィックカードの端子類が配置されています。レビュー機には、NVIDIA GeForce GTX 1650が搭載されており、DisplayPortコネクタ×2、HDMI出力端子×1が利用可能です。

(*NVIDIA Quadro P620搭載時:Mini DisplayPortコネクタ×4)
(CPU内蔵(Intel UHDグラフィックス)搭載時:DisplayPortコネクタ×2、HDMI出力端子×1)

【搭載しているUSB端子の種類と配置場所】

USB端子 最大転送速度 個数/場所
USB 2.0 Type-A 0.48 Gbps 3個/前面部
4個/背面部
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 2個/背面部
USB 3.2 Gen 2 Type-A 10 Gbps 1個/前面部
USB 3.2 Gen 2 Type-C 10 Gbps 1個/前面部

4)同梱物をチェック

ESPRIMO WD2の同梱物をチェックします。

電源ケーブル。ACアダプタなしで利用可能です。

ESPRIMO WD2では、
・USB 有線キーボード(黒)、USB 有線 光学式マウス
・ワイヤレス・キーボード(黒)、BlueLEDワイヤレス・マウス(黒)(+6,600円)
のいずれかを選択可能。

有線タイプの方が安価ですが、ケーブルが邪魔になります。
一方のワイヤレスタイプはコードが不要でどこにでも置けるため、収納性・使い勝手に優れますが、電池を使用するため、電池の交換が必要になります。

レビュー機には、ワイヤレスタイプが同梱されていました。

キーボードはコンパクトなつくりになっています。

キーストローク(キーを押し込む深さ)もしっかり確保されており、押し心地がすごくいいです。

マウスはスリムなタイプを採用。

同梱されるレシーバーをUSB端子に接続して使用します。

まとめ

以上、ESPRIMO WD2について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

ESPRIMO WD2

  • PCと液晶が別々となるセパレートタイプマシン
  • スタイリッシュなデザイン
  • 直販でのみ購入可能
  • 本体自体がすごくスリムなので設置場所をとらない。横置きも可能
  • 多様なカスタマイズが可能
  • 3年保証がついている

無料で標準保証が合計3年間に延長されているので、1年を過ぎて故障が発生した場合も安心です。スリム/コンパクトタイプで設置面積をとらないのに、多様なカスタマイズが可能なので、非常に使い勝手がいいと思います。

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